ゼファー750ブレーキパッド交換 2009年4月18日(土)
(ゼファー750のブレーキフルード交換を先に見てください)
さて、無事(?)にブレーキフルードの交換が終了したので、次はブレーキパッドの交換です。管理人は今まで乗り継いできたバイクのブレーキパッドは自分で交換してきたので、今回のゼファー750のブレーキパッド交換も自信がありました。しかし、その自信が無残にも打ち砕かれました・・・
 
@2○んかんで購入したブレーキパッドです。デイトナの赤パッドで、セールで20%OFFだったので、1パックの定価3,990円が3,192円でした。ブレーキクリーナーはエアチューブを買ったホームセンターで特売をしていて、300円ぐらいでした。工具はキャリパーを外すために8ミリの六角レンチが必要です。
Aまず、左のキャリパーから交換しました。キャリパーを外したところです。真っ黒に汚れています。二箇所の六角穴のボルトがきつく締められていて、かなり力を入れて、やっと取れました。

 
Bブレーキクリーナーでざっと汚れを落としたところです。ピストン側のパッドを外したら、ピストンからプラスチックの円柱が飛び出てきました。管理人は初めて見たので、ピストンが抜けたと思って、かなりビビリました。今までブレーキパッドを交換したバイクのピストンには、こんなものは入っていませんでした。良く見るとパッドに直接ピストンは当たらず、このプラスチックの円柱がパッドに当たります。直接ピストンが当たった方がブレーキが効きそうですが、何でこんなものが入っているのでしょう?
Cパッドピンです。ピストン側のパッドは簡単に外れたものの、ピストンと反対側のパッドが外れません。知恵の輪のようにパッドを斜めにしたりして、格闘20分。パッドピンをピストン側に思いっきり押し込んで、やっと外れました。

 
D一応、清掃したところです。こうして見ると、結構ピストンに錆が出ています。もっと錆を落とすんだったと反省。ブレーキクリーナーを使って、キレイにしたのですが、何だかキャリパーの塗装も一緒に落ちてるようです。ブレーキクリーナーの注意書きを読むと「塗装面にはかからないようにすること」と書いてありました。塗装が古くなってボロボロだったためもあるでしょうが、良く読めよオレ。
E古いパッドと新品のパッドを並べてみました。ピストンの反対側のパッドが片減りしていて、矢印のところは1ミリ以下まで減っていますが、反対側はまだ2ミリぐらいあります。ピストン側のパッドはほとんど減っていません。片減りも気になりますが、ピストン側と反対側のパッドでこんなに減りが違うものなのでしょうか?

 
F一応、型どおりヤスリでパッドの面取りをしました。キャリパーを組みなおしましたが、パッドピンに塗る適当なグリスが無かったので、グリスなら、だいたい何でも同じだろうと、ワイヤーグリスを塗りました。
G新品は古いパッドより厚みがあるので、このまま組むとディスクが挟み込めないためプライヤーを使って戻します。実際はキズが付かないようにプライヤーにウエスを噛ませます。

 

H左側のブレーキパッドの交換が完了しました。トルクレンチが無いので、締め付けは感です。後で走ってみて、緩みが無いか確認します。
Iさて、右側の交換に取り掛かったのですが、こちらも左と同じくキャリパーを留めてある二箇所の六角穴のボルトがきつくて、まったく緩みません。CRC556をたっぷり吹き付けて、一時間ほど放置して、再チャレンジしましたが、ビクともしません。こうなったら、プロに頼むしかありません。近所の2○んかんにゼファー750で乗り付けて、事情を話します。ブレーキパッドを買った店だし、ボルトを緩めるぐらいならタダでやってくれるかと思ったのですが、店員は私がやる分にはお金がかかりませんが、メカニックに頼むと料金が発生しますとの答えでした。とりあえず、店員にお願いしましたが、やはりビクともしません。しかたがないので、2○んかんにブレーキパッドの交換を頼むことにしました。家にパッドを取りに戻ってから、再度、受付でパッドの交換を頼みましたが、メカニックに話がいっていたようで、受付前に現状を確認したいので、ピットにゼファー750を回して欲しいと言われました。最初の店員には、どうしても緩まなかったら、最終的には壊れるのを覚悟でインパクトレンチを使うかもしれないと言われていたので、インパクトレンチを使うしか無いと言われるのじゃないかとビビりました。しかし、ピットに行くとメカニックが出てきて、「これならいけそうです」と言って、ラチェット型のレンチで簡単に緩めてしまいました。さすがプロ!! で、結局、ボルトだけ緩めてもらいました。駄目かと思っていたので、感謝感激で、何度もお礼を行って帰りました。これからも2○んかんをヒイキにします。そういうわけで、仮止めしてもらったボルトを緩めてキャリパーを外して、ブレーキパッドを交換しました。左で一度やっているで、右の交換は10分位で終わりました。ただし、右側のパッドは、ほとんど減っていませんでした。ピストンがあまり押し出されないのでしょうか? 原因を調べるためにもブレーキ回りは一度、プロに整備を頼んでみたいところです。フロントのリザーバータンクにフルードを足して規定量にして、全ての作業が終了しました。朝の9時ごろから作業を始めて、終わったのが夕方の4時近くでした。フルードのエア抜きやボルトを緩めるのにハマってしまい、全ての作業が終わった時はクタクタでした。そのため、テスト走行は明日に持ち越すことにしました。

テスト走行

翌日の日曜日に近所を走ってみました。ブレーキフルードを交換したので、ブレーキはもっとカチッとした感じになると思ったのですが、交換前と変わらない感じがします。リアブレーキにいたっては明らかに交換前より柔らかいです。ブレーキパッドを交換した効果ですが、こちらも、まだアタリが出ていないせいか、交換前より効きが良くなったという感じではありません。家に帰って、リアはもう一方のブリーダーボルトからもフルードの交換をしましたが、結構、エアが出てきました。やはり横着してはダメですね。フロントもリザーバータンクの蓋を外して、ブレーキレバーをニギニギして、ブレーキホースを叩いたりしたのですが、エアは上がってきませんでした。管理人のゼファー750は購入当初は「減速も気持ちいいな」という記憶があるので、もっとブレーキがギューッと効いたような気がします。せっかくブレーキフルードもパッドも新品になったのですが、現状は交換前とブレーキの効きは体感では変わらない感じです。やはりブレーキ回りの点検が一度、必要なのでしょうか? もやもやの残った、今回のブレーキフルードとブレーキパッドの交換でした。

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